アジアサッカーの底上げになったオーストラリアの参加

オーストラリア

ドイツワールドカップが終わった2年後の2006年アジアサッカーに一つの転機が訪れることになり、それはオセアニア地区にいた最南端の国であるオーストラリアがアジアサッカー連盟に加入したことです。これまでオーストラリアは国の事情もあり連盟には加入せず独自路線を進んでいたのですが、しかし加入しないということはデメリットも大きいのです。

それは試合をするにも親善試合だけとなるため国際経験が積めず、さらにワールドカップ予選もオセアニア地区代表として選出されますが組み合わせによって欧米や南米のプレーオフの相手をすることになるので勝てる確率が低くなります。

それではオーストラリアのサッカー熱は上がらず次の世代につなげられなくなるので、2005年に申請し翌年承認を受けて晴れてアジアサッカー連盟の仲間入りをします。そして加入が決まったことで双方にメリットが生まれます。
プレーオフだけ戦う仕組みではなくしっかりと予選から始めることが出来ることで試合経験が積めるようになったこと、そしてその他の国も本大会で当るであろう体格の大きい選手とのマッチアップができるので全体のレベルの底上げが出来るようになったのです。